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「La cumparsita Ⅰ」
Letra : Pascual Contursi (1888-1932)+ Enrique Pedro Maroni (1887-1857)
Música : Geraldo Hernán Matos Rodríguez (1897-1948)
お前に判るかなあ 今も俺は心の中に
昔お前に抱いた愛を温めていることを
俺が決してお前を忘れていないことを
判らんなあ お前が昔を思い出して 俺を覚えているかどうかは
友達(ダチこう)はもうやって来ない
俺のことを訪ねもしない
誰も俺を慰めようとしない
俺が苦しんでいるのに
お前が去(い)っちまった日から
俺の胸は苦しいんだ
言ってくれ クソ女(あま) 何をしたんだ?
俺の哀れな心に
だけどなあ 俺はいつもお前を思い出すぜ
俺がお前に抱いた あの清い愛をこめて
そしてお前は 俺の心の中にいる 俺の命の一片(かけら)なのだ
俺が決して忘れない 懐かしい夢の中の
放ったらかされた俺の部屋には
お前が居た頃のように
窓から 朝の光が差すことも無い
そして 一緒に飼ってたあの子犬
お前が居ないと何も喰わなかったが
或る日 俺が独りなのを見ると
あいつも俺を捨てて去(い)った
邦訳:大澤 寛