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「Gran Hotel Victoria」
Letra : Carlos Pesce (1901-75)
Música : Feliciano Latasa (1870-1906)
俺の夢と喜びの あの古いホテル
狂った愛の幸せな時を育んでくれた
俺は 今思い出すぜ あの頃を
お前が 俺の歌の変わらぬ証人だった頃をAA
ホテルビクトリアよ お前には
俺が淋しくて泣いた理由(わけ)が判ってた
明日お前は 人々に忘れられて
ただタンゴだけが お前を思い出すのが判るだろう
ホテルビクトリアよ あれは20年(1920)のことだった
お前の扉(ドア)から 俺の愛が旅立ったのは
そしてその時から 俺は
俺の哀れな心を蝕んで行く悩みを抱いているんだ
お前が あの不実な女が俺の愛を打ち砕いたように
ハンマーで殴られて取り壊された今
思い出はとても苦いものさ
時代が連れ去った夢だぜ
邦訳:大澤 寛