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「Fumando espero」(待つ間の煙草)
Letra y música : Félix Garzo (n/d)+ Juan Viladomat Masanas (n/d)
煙草を吸うのは 嬉しいことよ
気持ちが良くて セックスの感じ
煙草を吸いながら
好きな男を待つの
明るい窓の
ガラス越しに
そして煙草を吸ってる間は
人生を無駄にしてないわ
煙草の煙をくゆらせながら
いつも私はまどろむから
ソファーに寝そべって
煙草を吸うし 愛し合う
好きな男が 幸せそうに
私に惚れているのが判る
その男の唇を
ほどよく慣れた唇付けを感じる
戯れの恋を
もっと強く感じるわ
その男の眼が
愛に渇いているのを見ると
だから私は好い気分なの
私がエデン*を吸うことは *Edén は煙草の銘柄のひとつ
あなたの唇(くち)から煙を頂戴
頂戴よ 気持ちが昂ぶるから
早くしてよ
喜びに狂いたいの
夢を見るような
煙の温もりを感じて
たった今 愛の燃える火を
付けてくれた煙の
煙と一緒に過ごす
落ち着かない時間は悪くないわ
煙は渦を巻いて天上の夢のよう
そして煙は雲になる
その雲は栄光に昇りつめて
栄光に包まれた火花が星になるの
澄んで輝く
明るく美しく光る星に
邦訳:大澤 寛
(作詞・作曲は珍しくスペイン人。歌詞には全くルンファルドは使われていない。綺麗なメロディーでArgentino Ledesma がHéctor Varela 楽団で歌ったものが良く知られている。歌詞の内容はかなり際どいもの。商売女がソファーに寝そべって煙草を吸いながら馴染みの客が来るのを待っている間の性的な物思いを歌ったもの)