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無効
「Fujiyama」
Letra : Cátulo Castillo (1906-75) Música : Aníbal Troilo (1914-75)
(Ⅰ)
八月を照らす月が 菊を色付かせた
灯心草や*zen-zenに覆われたお前の風景を横切って歩いた *zen-zen不明 チェック中
私はお前に 私のタンゴを リアチュエロの声で歌った
するとお前は私に あの畳の部屋でお茶を点ててくれた、、、!
その時 折り畳まれたような茶室の屋根は
私に 老いることのない時の秘密を教えた
Fujiyamaを見ながら 甘(アー)桃(モンド)も 夢も 唇付けも
蕾を膨らませた、、、もうそんなことは無くなった、、、!
(Ⅱ)
Fujiyamaよ
あの優しい眺望(ながめ)から
激しく私を呼んでくれる、、、!
Fujiyamaよ
静かな雪に包まれた
あらゆる物事の そして私に起きたドラマの
中心であるかのような、、、!
Fujiyamaよ
私に忠実な 愛の見張り人
私は何時の日か戻って来よう
一羽の雀を供に連れて
紙の船に乗って、、、!
燕は知っているだろうか
桜の蕾が膨らんだことを、、、?
あの月は 何を照らそうとしているのかを、、、?
Fujiyamaで 三味線を弾きながら 想い出がひとつ枝を伸ばして
私を呼んで 呼んで 呼び続けているのを、、、!
邦訳:大澤 寛