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返信先: 大澤寛のタンゴ訳詞集

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匿名
無効

「Frente al mar」 (海に向かって)
Letra : Rodolfo Taboada (1914-87)  Música : Mariano Mores (1918-2016)

海に向かい
神に向かって
夜と苦しみに濡れて
俺の声は
最後の別れに震える

海に向かい
神に向かって
俺はお前に頼むのだ
これだけは言ってくれ 何故俺を咎めるのか

海に向かい
神に向かって
俺は訊ねるのだ もしかして与えることは罪なのか
与え続けることは 愛することの他は求めずに

判らない
何が起きたのか
判らない
何故 愛の灯りが消えたのか

ただ判るのは
お前が去(い)ってしまうこと
そして風が お前の替わりに
叫ぶようだ “もう決して”*1 と   *1nunca más : 将来(繰り返して)起きそうなことへの極めて強い否定の表現

判らない
何が起きたのか
判らない
何故 愛の灯りが消えたのか

ただ判るのは
お前が去(い)ってしまうこと
そして風が お前の替わりに
叫ぶようだ “もう決して” と

判ったぜ
判ったぜ もう決して*2               *2 : ここは“もう決して会わない・愛さない”と言うことだと判ったの意
もう決して

邦訳:大澤 寛 

Empapar : 1.~をーに浸す・浸み込ませる  empapar la gasa de/en alcohol
2. ずぶ濡れにする La lluvia empapó sus vestidos.
        3 拭き取る empapar el agua del suelo con trapo
Empaparse : 1. 浸み込む・ずぶ濡れになる  La tierra se empapa de agua.
2. ~に詳しい・傾倒している José se empapa en marxismo.