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「Flores del alma」 (心の花)
Letra : Lito Bayardo (1905-86) + Alfredo Lucero (n/d)
Música :Juan Larenza (1911-80)
幸運が微笑んだ夜の想い出が
俺の心に 再た花を咲かせる
時が流れて 消えた想い出が
もう一度蘇る様な気がする
遠い昔の あの夜と同じように
これが俺の 苦い孤独なのだ
青い月が 空から私を照らす
もう俺が決して会うことの無い もう一つの白い月のように
“私を忘れたいのなら 放っておいて”
別れの朝に お前は言った
“判ってるでしょう あなたが好きだし これからもそうだわ
あなたにあげた私の愛は あなたのものよ
あなたの他に誰もこんなには愛さなかったわ
愛の心をあなたにあげたの
判ってるわ 私の心が もうずっとあなたを失くしたことを
何もかもが ちょっとした夢だったんだから”
こんな風に お前は俺を責めたものだ
俺がずっと お前の悩みが判っていたのも知らずに
そうだな お前が俺に愛をくれたとき
俺は別の愛に魅かれていたのだ
お前も今なら判るだろう? 何故俺が別れなければいけなかったかを
判るだろう? 俺の 別れの苦しさが
時が経って お前はひょっとしたら俺を忘れたかも知れない
だけど 俺は違う 決して!
邦訳:大澤 寛