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「Como dos extraños」 (他人のような二人)
Letra : José María Contursi (1911-72)
Música : Pedro Laurenz (1902-72)
俺が怯えたのは 孤独と
お前から遠く離れて死ぬというとてつもない恐怖だった
どれほど泣きたかったことか
現実が俺の傍に寄って
俺を嘲笑うのを知って
俺の心は俺にせがんだ お前を探せと
お前の愛が欲しいのだと
心にずっとせがまれた俺は
だからお前を探した
お前に助けてもらえると思って
そして今 お前と向き合っている
なあ 判るだろう 二人は他人に見えるぜ!
俺がようやく学んだ教訓だな
歳月がどんなに物事を変えるかと言うことは!
辛いことだな
夢も 誓いも もう死んでしまったのが判るのは
勘弁しろよ 俺が涙ぐんでも
想い出は俺に悪戯(わるさ)をするんだ!
日が陰って来たなあ
お前が冷たく話すのを聞いていると
俺たちの愛は そんなに違うものだったんだ
全てが 全てが終わったことを
確かめるのは辛い!
お前に再た会ったのは 大きな間違いだった
心が粉々に砕かれただけだ
亡霊がぞろぞろ出て来るぜ
他人(ひと)から嘲笑(からかわ)れながら
失った過去の時間を取り戻そうとすると
邦訳:大澤 寛
Ref : Todotango “Las crónicas” El motivo que inspiró 「Como dos extraños」