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「A unos ojos」 (あの瞳に) (ワルツ)(1949?)
Letra : Hernán Videla Flores (n/d)
Música : Carlos Alberto Montbrún Ocampo (1896-1962)
私がうっとりと見つめる君の瞳には
夜明けの光のような輝きと
愛の優しさがある
そして恋する甘い眼差しが あぁ
そして恋する甘い眼差しが
だから私はその瞳に憧れる
そして心の底まで虜になる
私が泣くと悲しんで泣いてくれるし
私が唇付けすると愛で満たされる あぁ
私が唇付けすると愛で満たされる
夢見るような君の瞳は
静かな水面のように穏やかで
その澄んだ水の底には
君の心の美しい浄らかさが見える あぁ
君の心の美しい浄らかさが見える
だから私はその瞳に憧れる
そして心の底まで虜になる
私が泣くと悲しんで泣いてくれるし
私が唇付けすると愛で満たされる あぁ
私が唇付けすると愛で満たされる
覚えておいて欲しい
君の瞳が私の生きがいであることを
私の喜びも苦しみもその瞳の中にある
怒って見つめられると私は苦しむし
優しく見てくれると幸せで満たされる あぁ
優しく見てくれると幸せで満たされる
邦訳:大澤 寛
「A unos ojos」 の不定冠詞unos の邦訳が難しい。“語り手が惹かれているあの優しく輝く瞳” なのだがこのunos の訳出は困難。辞書から拾った例文に Tiene unas formas pronunciadas (彼女はとてもグラマーだ)というのがある。“とても” “なんともいえない” といったニュアンスになるのだろうか。