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返信先: 大澤寛のタンゴ訳詞集

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匿名
無効

「A un semejante」(似たものに)(1973)
Letra y música : Eladia Blázquez (1931-2005)
来てよ お喋りしましょう ちょっと座ってよ
生きていると様々(いろん)な問題がふりかかって来るの* *La humanidad se viene encima
私たちはもう ねえ狂ってるあんた
街角で神様を探すことは出来ないのよ
神様は連れて行かれた 誘拐されたのよ
誰も身代金は払わないわ!
来てよ 外は 憐みなど知らない人たちで
あんなに一杯だわ
愛なんか無い生き物たちであんなに

もしあんたも 私と同じように
庭に降る雨で 薔薇が濡れることに 心が痛むなら
もしあんたが どんなことにでも 
震えるほどに 泣きたくなるなら
言ってよ あんたと私で何をするか
あんたと私が こんな世の中で何を
もう花など咲かない
あんなに痩せた あんな死んだような砂漠で
愛を探しながら!

来てよ お喋りしましょう ちょっと座ってよ
判らない? あんたと私は似た者同士なのよ!
困ったことに出会ったら 狂ってるあんた
真っ先に心を救けるのよ
あんたの肩に寄りかかれるのは感激だわ
あんたの優しさは 奇跡みたい
あんたの手を 兄弟の手みたいに感じるのも!
あんたにはいつも 良いことは良いこと
悪いことは悪いことなんだって判るのも!
邦訳:大澤 寛
*La humanidad se viene encima
*venirse encima a +人 = 人の身に起きる・ふりかかる
Se refiere a que en el mundo se nos vienen encima muchos problemas, mucha maldad.  Ese es el sentido de que se nos vienen encima problemas.