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「Arrabal」(1935)(下町) ミロンガ
Letra : Homero Manzi (1907-51)
Música : Félix Lípesker (1913-70)
ピンクの壁の小さな家がある
ブエノス・アイレスの下町よ
そこではギターの爪弾きから
幾つもの夢が生まれる
土塀の上から無花果の木が顔を出し
幽霊たちと一緒に壁の飾りになっている
影
場末の青い垂れ幕
そこでは愛が毒を持つとき
騒動が起きる
裏切りの苦しさが
恨みに変わる
恨みと悩み
影
そこでは唇は誓いを交わす
夜がバンドネオンの音とともに
呟いている間に
ブエノス・アイレスの下町よ
開け拡げたお前の中庭に
星たちが現れて
お前を静けさで包む
そして黄色い月が
お前の屋根の上を
つま先立ちで歩きながら
謎の種をまく
邦訳:大澤 寛
Higueraはイチジクの木: ref : higo
De puntillas – en puntillas : つま先立ちで・忍び足で
同名異曲にJosé Pascual のタンゴがある。Pedro Laurenz の演奏でtodotango にあり