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返信先: 大澤寛のタンゴ訳詞集

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匿名
無効

「Al compás del corazón」 (1942)(心のリズムに合わせて)
Letra :Homero Aldo Expósito (1918-87) Música : Domingo Federico (1916-2000)

心臓が脈打っている
打たせて置け
俺の夢が嘘をつく
俺にも嘘をつかせろ
心臓が脈打っている お前に再た会えるのだから
俺の夢が嘘をつく お前がゆっくりと帰って来るから
心臓が脈打っている
お前が別れを連れて帰って来るのに会うのだと思う

戻って来たらお前は お前の恐れと
過去と 苦しさと 望郷(ノスタル)の(ジ)念(ー)を叫び出すだろう
しかし最後に声を低くして
距離が離れていることへの お前の不安を封じ込めるだろう*
そして “何と幸せ!”と言うときに
何故 心臓が脈打つのか 判るだろう
そしてリズムが 愛のリズムが
永久に 別れと結び付くだろう

もう判るだろう なあお前
お前がどれほど幸せになるか
あのリズムが聞こえるか?
それが心臓なんだ
もう判るだろう 帰って来るときの時間がどれほど甘いものか
もう判るだろう 後悔と唇付けがどれほど甘いものか
もう判るだろう なあお前
心のリズムに合わせる時間が どれほど幸せなものか

邦訳:大澤 寛

*Y atarás tu ansiedad de distancias この1行は難解