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「Remembranzas」 (思い出)1934
Letra : Mario Battistella (1893-1968)
Música : Mario Melfi (1905-70)
お前が傍に居ないと
一週間が何て長いのだろう
何かこの世のものでない力で
お前と離れていることに耐えている
私の希望の光りは消え
私は海に浮かぶ難破船のようだ
遠くに消えて行くのだ
だけど諦められない
ああ 思い出すのはなんと辛いことか
あれほど愛した後で
過ぎ去ったあの幸せの後で
夢の花は
二人の恋は
萎れてしまった
ああ 私がつれなくしたのは忘れて
帰って来て欲しい
二人の愛に
そしたら 二人の愛が
あの日の花のように
再た咲くだろう
暖かい 薔薇色の二人の部屋には
何もかも残してあった 昔のように
どんな飾り物にも どんな物にも
私はいつもお前を見ている 昨日のことのように
小机に置いてあるお前の写真は
私の嘆きの証明書なのだ
もう萎れた あの紫陽花の花は
二人の愛の歌だった
邦訳 : 大澤 寛
remembranza (文語)=recuerdo
valor = 勇気・勇敢さ、 (不愉快なことに対する)忍耐心