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返信先: 大澤寛のタンゴ訳詞集

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匿名
無効

「Qué solo estoy」 (俺の深い孤独)1944
Letra : Roberto Miró (1909-82)
Música : Raúl Kaplún (1910-50)

お前を失ったと思うのなら
お前を愛していたことが判ったのなら
、、、何故 俺はお前を去(い)かせたのだろう、、、
別れる時 お前は俺の壊れた心を連れて行った
俺には何も残さずに
俺がこれほど悩まないように
時間(とき)が経ち
今 俺には苦しみと悩みだけが残されている
出来ることなら いつかお前に会いたい
何としてもお前に見せたい
あれから 俺がどうやって生きているか
慰めも無く 愛も無しに

孤独だ、、、酷く孤独だ
人生と言うグラスの中の
苦さを飲み干しながら
こんな刑罰(ばつ)を引き摺るのは辛い
俺の心は悲しんで
俺を殺し 俺を燃やすから
冷たい、、、俺の中に感じるのは
失った春を 
もう戻って来ない春を
孤独を知るのが怖い
、、、二人の日々は過ぎ去った、、、
そしてもう戻っては来ないことを!

もしも 俺の行く道で
俺を救ってくれるような愛に出会ったら
、、、だけどそれがどうなる、、、
もう何もかも呪われているのに
もしも神が 俺にお前を愛するように仕向け
愛の拷問から俺を逃がしてはくれないなら
道を辿って行こう
影を求める旅の
、、、お前から遠ざける道を、、、
お前を呼ぶ声が
俺の行く先に お前を結び付けるだろう
俺の苦しみに寄り添いながら
、、、死ぬ日まで、、、
邦訳:大澤 寛