ホーム › フォーラム › チャット掲示板 › 中山可穂「サイゴン・タンゴ・カフェ」角川書店(2008)
この掲示板が寂しいので、少々古いのですが本のご紹介を。 中山可穂の短編集で、「現実との三分間」、「フーガと神秘」、「ドブレAの悲しみ」、「バンドネオンを弾く女」、「サイゴン・タンゴ・カフェ」の5篇が収められています。題名から推察されるように、作品は何れもストーリーの展開にタンゴが絡まり、「著者はタンゴを良く知っているなあ」と感じます。発行された当時(2008年)石川さんの掲示板に本書に関する記事を書き込んだら、石川さんが早速読んで「タンゴに関する記述がとても正確」という所感を寄せておられました。