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匿名
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「El viejo vals」 (あの古いワルツ)
Letra : José González Castillo (1885-1937)
Música : Charlo (1906-90)

ショパンのけだるいワルツのリズムに乗せて
お前に私の愛を告げた お前の気を引いたのは
あのワルツだったのも知らずに
だから今 私の唄は同じワルツのリズムで
幸せがもう決して私の心に行き交うことがないのを
嘆いている

行きつ戻りつ火の周りを 狂い舞い飛ぶ蛾のように     falena : (昆虫) 尺蛾
光にまみれて 運命を決める 
かすかに甘い眩暈(めまい)に包まれて
私の胸にはお前の乳房
二つの心はひとつに脈打ちながら
お前の冷たい眼差しは じっと騒がず澄んでいた

お前が私のものというあの栄光の全ては
私の狂った夢がワルツに告げた はかない最終楽章だったと
誰が言えるだろう
お前の手は素直に私の手の中に
私の腕はお前の軽い腰を支え
私の高まりは ワルツの緩い動きに消えてゆく       acento :どう訳すかの難所

(2重唱)
私の心も サロンの蛾(私の心も夢を見た)
あの夢の翼(あの夢の翼)
しつこく燃えた(しつこく燃えた)
あのショパンのワルツを踊りながら

情熱に酔い愛に盲いて お前の魅力を口にする
お前の気を引いたのは あのワルツだったのも知らずに

邦訳:大澤 寛