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匿名
無効

「Dos corazones」 (二つの心)
Letra : Ivo Pelay (1893-1959)
Música : Francisco Canaro (1888-1964)  

夜が来ると 音も無く唇づけをする
ふた粒の透きとおった露の滴のように
川岸に来ると ひとつに溶け合ってゆく
ふたつの波頭のように
遅い夏が包み込んでいる熱情のように
雲が重なり合うように
こんな風に 君と僕との夫々の愛は
ひとつの思いに溶け合ってゆく

君の心が僕の中にあるとき
青く明るい星は 輝きを増すだろう
君の心が僕の中にあるとき
庭全体が 愛を語るだろう
澄んだ調べが 君の耳を満たすだろう
そして美しい光が僕たち二人を包むだろう
僕の目で 君の黒い瞳を見つめよう
僕の唇を 君の紅い唇に重ねよう
君の心を 僕の中に持ち続けると
僕の想いは 空を駆けるだろう

よく響く鐘の音が 重なってひとつに解け合うように
太陽の光の筋が 輝かしいその日を生み出すように
心地よい音が 求め集い合うように
影が影に重なるように

こんな風に 君と僕との夫々の愛は
ひとつの思いに溶け合ってゆく

邦訳:大澤 寛
タンゴには珍しく明るい内容が歌われている。この明るい歌詞の系列には「El día que me quieras」(想いの届く日)「Quedémonos aquí」(ここに居ようよ)などがある。