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匿名
無効

「De puro curda」(本物の酔い)
Letra : Abel Aznar (1913-83)
Música : Carlos Olmedo (1921-76)

おい、若いの! 強いのをもう一杯くれよ!
俺が呑むのに理由(わけ)も説明(はなし)も無い
呑むのは古い恋のせいではないし
気持ちを誤魔化すためでもない
俺には責められるような悪い思い出は無いし
忘れたいような裏切りを受けたこともない
呑みたいから呑むのだ 本物の酔いが欲しい
何時だって機会(おり)があれば俺は呑む

俺は飲み屋のカウンターで生きていると
他人(ひと)に言われたってどうってことはない
だからと言って俺の品格が傷ついたりはしない
男らしさを失くすわけではない 誇りが汚されることもない
呑みたいから呑むのだ だから酒に執着するのだ
誰にも絡んだりしないし 酒を無理強いしたりは絶対にしない
酒の上で何か害になることを仕出かしたとしても
それは自分に対してだけだ ひたすら酔うために

男が強い酒を呑むのに女の裏切りが要るのか?
そんな奴は男じゃない どうしようもないぜ 間違いなく
悩むときの 迷うときの言訳なのだ    
俺は気持ちを上手く抑えているし
呑むのは犯した過ちに耐えるためではない
呑みたいから呑むのだ 本物の酔いが欲しい
何時だって機会(おり)があれば俺は呑む

邦訳:大澤 寛