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匿名
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「Barrio pobre」(貧しき町)
Letra : Francisco García Jiménez (1899-1983)            
Música : Vicente Belvedere (n/d-1946)

過去(むかし)の遺物(なごり)のこの町の
とても貧しい町角の
もう閉ざされたあの小窓
昔そこにはあったのだ
愛の香りの籠められた
カーネーションの一輪が

その町の何か嬉しい出来事を
祝う集いの中庭で
語りかける人の輪の中で
私はギターを手にとって
優しい言葉で歌っていた

あの町よ 私の燃えるような夢があった
人々の着ているものも貧しかったけれど 
私には あらゆる豊かさを残してくれた
私がお前に最後の別れを告げたとき
悲しんで霧雨が降っていた

あの町よ 貧しい町よ 私はお前と共に居る
再たお前に歌いかけるために 古い友よ
許して呉れよ 私の歌に失望(がっかり)しても
あのときから 私は泣いて もう声が潰れてしまったのだ

この街角を通って うっすらと夜が明けるとき
しっかりした足取りで 仕事に向かったものだ
私の時間は優しく素朴に過ぎて行った
母の愛 恋人の愛 いつも愛があった
この街角を通って 寒くて嫌な或る晩に
昔の 汚れの無い良い世界(ところ)から私は出た 
角を曲がり 何を失くしたかを考えることもなく
二度と戻らぬために あても無く立ち去ったのだ           邦訳:大澤 寛

cual : 物事の性質を示す関係形容詞としての用法
Una situación tan conflictiva, cual es la que vivimos ahora, require soluciones drásticas.

huraño/a : ひどく人嫌いな・非社交的な  ref:misántropo/a