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匿名
無効

「Barra querida」(懐かしき仲間たち)
Letra : César Felipe Vedani (1906-72)
Música : Carlos Alberto Sánchez (1904-39)

泣きたくなるんだ なあ 友よ
生まれた街に戻って来ると
餓鬼の頃を思い出すと
全部(みんな)失くした お袋も 家も
遠くなった若い頃を思い出すぜ
夢が 太陽みたいに輝いていた
タンゴが 俺たちを 天国へ運んでくれたし
さもなければ 縺れた愛が俺たちを繋いだ

残酷な時間から逃れて
も一度若い頃の暮しに戻るなんて
誰が出来る
どこかの玄関で 甘い愛を唄うことなど
誰が出来る
もう今では 街に流れたあの口笛 
仲間の古い合図だった 集まる時間を告げる口笛を 
聴くこともない

もう行くぜ 友よ 行くあてはないけど
あの酒場には 必ず寄って行く
俺たちがいつも集まって ぺルノーを飲みながら
自慢話をするのを見ていた あの酒場には
さあ 友よ もっと飲もうぜ
俺がこの街に戻ってくることは もう決してないのだから
そんなことより 乾杯したい 決して戻っては来ない
昔の仲間のために

邦訳:大澤 寛
男は長く不在にしていた町に戻って来た。若い頃には戻れない。古い酒場に立ち寄ってから再た去って行く。
このテーマの曲もタンゴには数多い。