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「Adiós, marinero」(1946 ?)(さよなら、船乗りさん)
Letra : Reynaldo Yiso (1915-78)                   
Música : Arturo Hércules Gallucci (1909-78)
たった一人で泣いているお前を港に残して
あの日俺は船出した
去(い)かなきゃいけないと心に感じたからだ
お前を嘆かせるのは辛かった
お前の白いハンカチは 鳩のように
冷たい午後の霧に消えた
そして今日 何処の港に着いても アルゼンチン娘よ
お前の悲しみが蘇る お前の声が戻ってくる

さよなら 船乗りさん さよなら
決して忘れないわ あなたの愛を
私を幸せにしてくれた愛を
海がその愛を奪うの
この暗い午後に 
さよなら 船乗りさん さよなら
何時でもあなたの声を聴くわ
広い海の果てから 
私を慰めに来てくれる声を
船乗りさん さよなら

多分今でも お前の青い目は
暗い遠くを眺めて 涙で濡れるだろう
お前に夢をくれたあの船乗りを
海が連れて来るのを待ち焦がれながら
だけど俺の運命は 俺を風に任せて
日毎 次の波止場に連れて行く 
決して俺を待たないでくれ アルゼンチン娘よ
何処の港に着いても お前の声がする

邦訳:大澤 寛
船乗りたち、海、港そして港の酒場とそこで働く看板娘を歌うタンゴは数多い。
「Amarras」(もやい綱)「Aquella cantina de la rivera」(あの海辺の酒場)「Domani」(明日)「El barco María」(マリア号)「La cantina」(小さな酒場)「Mañana zarpa un barco」(明日は船出)等など。
Revivir : vt. (~を) 生き返らせる、思い出させる、蘇らせる、再度体験する
Arrullar : arrullo = 子守り歌
    寝かしつける・あやす (l.p) (優しい言葉で)喜ばせる、言い寄る、いちゃつく
Muelle : 波止場・埠頭 2.ばね、ぜんまい ad.1)柔らかい、ふわふわの 2) 享楽的な、
   遊蕩的な、気楽な・安易な vida muelle