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匿名
無効

「Rendido」(打ちひしがれて)1945
Letra : Alberto Leiva (n/d)
Música : Alfredo Cordisco (1916-2016)

苦しみ、、、その指は私をつねる
怖れ、、、和らぐことのない
苦しみは お前の思い出と私が昔を想うこと
そして この絶望的な愛が私にこんなに悪いことをする
私の心に 呪いのように入りこんだ
お前の瞳の魔力への怖れ
苛立ちは 自分が捨てられたことを知り
手を縛られてお前の愛の思い出に身を投げること

お前に帰って来て欲しいとは言わない
憐れみを乞うことはしない
お前を呼んでも お前が来ることがないのを
知るのが怖くて震えているのだ
お前を忘れることが出来ない苦しみを
静かに泣いているのだ
もう決してお前に会わないという
強い苦しみが私を痛めつける

嘆き、、、私を打ち負かし膝まずかせる
独りで、、、厳しい現実を前に
誰も聞いてはくれない私の嘆きと苦しみを
叫んでも無駄なことだと思う
お前の酷い冷たさは
情け容赦なく傷つける運命の手だと思う
そして 打ち負かされるのは私の心なのだ
許されること無く 守られること無く 愛の咎めを受けて

邦訳:大澤 寛
 この歌の内容も間違いなく男の嘆き節だろうから “俺” と訳したいのだが、何となく “大人しい” “優しい” 言葉遣いなので邦訳にも “私” を使った。1945年の作だとされるが、当時は未だ “検閲” の時代の影響が強く残っていたのだろうか? この歌詞には全くルンファルドは使われていないし、教科書的(?)な固さが感じられる。