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返信先: 大澤寛のタンゴ訳詞集

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匿名
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「Plegaria」 (祈り)     
Letra y música : Eduardo Bianco (1892-1959)

私の心に祈りが届く
遠くの鐘の音に乗って
祈りは心の安らぎと静けさ
寄る辺なき人々の心のための
礼拝堂のオルガンは
全ての人の胸を打つ
ひとつの心が膝まづき
安らぎと赦しを請い願うとき

何とみじめな私だろう ああ神よ
どれほどの苦しみと悲しみが
日が沈もうとするときに
(祈りが一つ)
ゆっくりと死んで行く
(私の心に芽生えたものが)
悩む心と行き違う
(そして私は声高く祈りを捧げる)
日が暮れて行くなかで

告解をする美しい女(ひと)は死んだ
死んで その悔い改めた心は
この世から とても遠くへ飛んだ
嘆くことも無く 慎ましく
そして私は知った 静かな夜に
苦しみの歌がひとつ聞こえるのを
その悲しい心が 神よ その女(ひと)を許したまえ
白い衣装*に身を包み 恋人への愛を歌うのを * mortaja = 埋葬のための白装束

邦訳:大澤 寛