オルケスタ・デ・タンゴ・ワセダ2018年次リサイタル

オルケスタ・デ・タンゴ・ワセダ2018年度リサイタル

 

今年もオルケスタ・デ・タンゴ・ワセダのリサイタルが「なかのZERO小ホール」で催された。今年は第57回で、外気温がかなり低かったにも拘わらず、現役大学生はもとより、タンゴ・ワセダのOB/OG、プロの演奏家に並んでNTA会員も多数応援に駆け付けつけた。。

司会はいつも通り、タンゴ・ワセダの顧問で、「タンゴ・ワセダの番頭」と自称するNTA飯塚久夫会長が務め、最初にタンゴ・ワセダの沿革と当日のプログラムの概要を説明した後、第1部に入った。

最初の曲はマリオ・デマルコ作曲の ”ENTRADOR” で、この後6曲続いて10分間休憩に入ったが、いつも乍らタンゴ・ワセダは大所帯でもあるので、曲によってピアニストが交代したり、ベーシストが交代したりするのがこの楽団ならでの「呼び物」であった。

第2部はコンフントによるプログラムであったが、”A PEDRO MAFFIA” を幹事長の竹島啓太自らが副幹事長でコントラバス奏者の陰山晴香とギターの澤東樹のトリオで演奏した。タンゴ・ワセダは時にダリエンソ・スタイル、時にディサルリ・スタイルで演奏するが、時には自ら新しい編曲を試みて、それを披露するようで、昨今はそうした演奏が増えてきており、楽曲に対する理解度がそれだけ向上している証しとも言え、心強い次第である。。

第3部は再びオルケスタの演奏に戻り、先ずエミリオ・バルカルセ作曲の “DE CONTRAPUNTO”というやや難し目の曲を今回で「引退する?」竹島幹事長、陰山副幹事長、小山バンマスが揃って登場し、次期バンマスの伊藤龍とギターの澤東樹とのキンテートで披露した。第3部は6曲で、最後の曲はタンゴ・ワセダが代々得意のレパートリーとしている “A EVARISTO CARRIEGO” で、この曲は留学帰りで数少ない4年生の西澤みずきがビオラでソロの部分を演奏した。

今年のバンマス挨拶はバイオリンの小山那聡で、例年とは異なりカンペなしで挨拶し来客というか応援団への謝辞を述べた。

最後の最後は当然のこと乍ら「ラ・クンパルシータ」で、その中で司会の飯塚久夫氏がメンバーの紹介を行った。今年も「インカレ部員」と称する他大学に学籍を置く4名も紹介された。因みに、他大学とは東京大学、共立女子大、清泉女子大学、聖心女子大学で、それぞれ1名が参加していた。こうした仲間づくりもタンゴ・ワセダの原動力の一つであることは確かで、今後とも続けて欲しい処である。また、タンゴ・ワセダはプロではない学生のタンゴバンドであるため、毎年入会と卒業を繰り返す宿命は避けられない処であるが、昨今は8月の夏休みにブエノス・アイレスまで出かけて、現地でプロのレッスンを受けてくる団員もいるようで、これも代が替わっても継続して欲しいと思っている。その中からいずれプロとして演奏活動を展開してくれるものが出てくる可能性に期待したい。

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