エル・カチバチェ・キンテート初来日公演

「エル・カチバチェ・キンテット」の初来日公演鑑賞記 - 石川 正幸

 

 

日本タンゴ・アカデミーの飯塚久夫会長の強力な推しがあったので、9月20日(金)夕、パンクの外見をしたアルゼンチン・タンゴの楽団「エル・カチバチェ・キンテット」の初来日公演に出掛けてまいりました。

 

演奏内容は外見と乖離した真面目なもので、モダンと言えないこともないけれども、伝統的タンゴの延長上にあるものでした。特に、リーダーであるパブロ・モンタネリ (Pablo Montanelli) のピアノのペダルによるエンディングに特徴と優雅さが見られました。

曲目は、若干の自作を除けば、1940年代から50年代に流行したものが多くを占めました。ピアソラ作品はありませんでしたが、これは一つの見識だと思いました。

驚いたのは譜面なしで10曲以上を実質的に切れ目なく演奏したことです。よほど練習が充実しているか、これら曲目で演奏する活動が長かったかしないと、このようにはできないでしょう。

 

会場の月島社会教育会館ホールは座席数が240なのだそうですが、後ろの方2割は空席でした。客には30歳代の、ダンス・ファンと覚しき女性が半分かそれ以上を占めており、通常のタンゴ演奏会とは全く異なる雰囲気でした。

 

ただ、これは主として男性客によるもののようでしたが、ダンスが入る演奏では演奏の最中であっても叫び声を上げ、また、ダンスの無い大部分の曲についても、演奏が終了してからのみならず、パブロがピアノのペダルを踏んでいて未だ演奏が終了していない時点でも、裏声で「ホォー」と叫ぶのには閉口しました。余韻を味わえなかったからです。「コンサート」なのにミロンガの会場と勘違いしている風でした。やはり、ダンス・ファンのマナーには課題があると感じました。

「エル・カチバチェ・キンテット」の初来日公演(2019.9.20)鑑賞記 石川 正幸

 

 

日本タンゴ・アカデミーの飯塚久夫会長の強力な推しがあったので、9月20日(金)夕、パンクの外見をしたアルゼンチン・タンゴの楽団「エル・カチバチェ・キンテット」の初来日公演に出掛けてまいりました。

 

演奏内容は外見と乖離した真面目なもので、モダンと言えないこともないけれども、伝統的タンゴの延長上にあるものでした。特に、リーダーであるパブロ・モンタネリ (Pablo Montanelli) のピアノのペダルによるエンディングに特徴と優雅さが見られました。

曲目は、若干の自作を除けば、1940年代から50年代に流行したものが多くを占めました。ピアソラ作品はありませんでしたが、これは一つの見識だと思いました。

驚いたのは譜面なしで10曲以上を実質的に切れ目なく演奏したことです。よほど練習が充実しているか、これら曲目で演奏する活動が長かったかしないと、このようにはできないでしょう。

 

会場の月島社会教育会館ホールは座席数が240なのだそうですが、後ろの方2割は空席でした。客には30歳代の、ダンス・ファンと覚しき女性が半分かそれ以上を占めており、通常のタンゴ演奏会とは全く異なる雰囲気でした。

 

ただ、これは主として男性客によるもののようでしたが、ダンスが入る演奏では演奏の最中であっても叫び声を上げ、また、ダンスの無い大部分の曲についても、演奏が終了してからのみならず、パブロがピアノのペダルを踏んでいて未だ演奏が終了していない時点でも、裏声で「ホォー」と叫ぶのには閉口しました。余韻を味わえなかったからです。「コンサート」なのにミロンガの会場と勘違いしている風でした。やはり、ダンス・ファンのマナーには課題があると感じました。

Leave a Reply

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください